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第6回インフラ維持管理に向けた革新的先端技術の社会実装の研究開発 に関する技術説明会

近年インフラストラクチャーの維持管理に関する考え方はさらに発展し、分野・組織横断的な連携体制の下での革新的な技術開発、およびそれらを活用した効率的かつ経済的な戦略的維持管理の実現が求められる時代となりました。このような現状に鑑み、構造物の有する各種性能を適切に診断・評価するための既存技術の応用ならびに新技術の開発について研究することを目的として、産学連携による一般社団法人構造物診断技術研究会を発足しました。具体的な活動内容には、鹿児島県の行政および民間技術者に対する最新情報の提供や資格取得支援、各種講習会などによる技術指導をはじめ、土木現場見学会、診断のための機器の貸出や解析指導などがあります。今回は、研究会の発足記念講演会として、維持管理に関する革新的技術を紹介するSIP技術説明会を開催し、SIP技術を含む4件技術および活動についてご講演頂くとともに、その内容に関する質疑応答、および懇親会での意見交換を実施した。

日時:平成30年1月31日(水) 【SIP技術説明会】14:00~17:30
会場:ジェイドガーデンパレス(4F)
(鹿児島県鹿児島市上荒田町19番1号 Tel.099-257-1211)
参加者 全体で81名

【SIP技術説明会】
港湾構造物のライフサイクルマネジメントの高度化のための点検診断および性能評価に関する技術開発 SIP No.59

海上・港湾・空港技術研究所 加藤絵万

画像解析技術を用いた遠方からの床板ひび割れ定量評価システムの構築 SIP No.23

大成建設株式会社 堀口賢一

インフラ維持管理モニタリング・マネジメント技術の紹介

三菱電機株式会社 中田雅文

構造物診断技術研究会の設立経緯とその役割

鹿児島大学学術研究院 武若耕司 山口明伸